かばちたれ@雑記帳

日本の伝統を破壊した24条

2012/05/04
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立命館大学教授・加地伸行 祖先敬う家族共同体の姿を再び

 時は過ぎ六十有余年、農業人口が数パーセントに激減した今日、日本国憲法は日本の伝統を破壊し尽くしてしまった。
 その根源は第24条にある。
 第24条第1項はこう述べる。「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立し」と。
 この条文は個人主義の立場に立つ。「両性の合意のみ」が家族を形成するという宣言であり、その具体像が核家族である。夫婦二人の幸せだけでいいとしてきたこの家族像には、親も見えない、子も見えない。まして親類などはむしろ煩わしいとなる。
 こうした希薄な関係からか、近ごろ家族内犯罪が多発している。もちろん、昔も家族内犯罪はあった。しかし、近ごろのそれは異常だ。親の葬儀をせず、その死を隠して親の年金を受け取り続ける。育てられないと称して幼児や少年少女を虐待死に至らしめる親。
 或る僧侶が引く次のような実話は、現実のすさまじさを物語って余りある。
 或る夫婦は、老親の面倒をみず、親の建てた家から追い出し、庭に掘っ立て小屋を造りそこに住まわせた。老親が亡くなったあと、小屋を壊そうとすると、夫婦の子がこう言ったという。お父さんやお母さんが年とったらそこへ入ってもらうから、壊さないでほしい、と。
2012.5.4 産経ニュース抜粋

およそ日本人らしからぬ行き過ぎた個人主義、自由主義の跳梁跋扈。
その根源が現行憲法24条にあったとは。。。

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