国体の破壊を意図した現行憲法
東京大学名誉教授・小堀桂一郎 「占領基本法」の呪縛を断つ時だ
日本国憲法の制定・公布は昭和21年11月3日、その施行が翌22年の5月3日で、筆者の中学1年から2年にかけての事であつた。中学初年級の少年にとつてさへ、この憲法の成立事情のいかがはしさは直感を以て認識できた。当時多く新憲法と呼ばれたそれは、米国軍隊の軍事占領・監視の下に、連合国軍総司令部(GHQ)の指令により、大日本帝国憲法を排除する形で作られ、採択を強制されたものだといふ事実は、子供の眼にもごまかし様(よう)もなく明白に見えてゐたからである。
2012.5.1 産経ニュース抜粋
現行憲法のモヤモヤ感を整理させてくれる記事である。
ぜひ、全文をお読みいただきたい。
以下、要点と思われるところを列挙。
>この憲法の抱へる重大な欠陥、天皇の地位と国民主権について、貴族制度の禁止について、政教分離について等々、「この憲法は国体の破壊を意図してゐる」といふ逆説のおぞましさが次々と眼についてきた。
>その固定観念化した不安の根源は、結局、武力を以ての国際紛争の解決を断念するといふ不戦敗宣言、及び交戦権の否認といふ「主権喪失」状況にあつた。
>我が国の直面する対外関係での諸々の禍の根源は実にこの憲法にある、との認識からだつた。
>日本国の永久的弱体化を目指してこの憲法に仕掛けておいた改正至難といふ毒薬の毒性が今日迄(まで)67年間効き続けた。
>尖閣諸島防衛問題に集約的に表現されてゐる、領土にかかはる国民の主権意識は幸ひにして石原慎太郎氏を先頭に旺盛且つ堅実である。ところが、現憲法はその国民の意識を裏切り、背後から匕首(あいくち)で刺す如き禍々(まがまが)しき条文を持つたまま67年を生き永らへてゐる魔性の法文である。この事実を真剣に考へ、前科者史観の呪縛を断ち切るべき秋(とき)が来てゐる。

日本国憲法の制定・公布は昭和21年11月3日、その施行が翌22年の5月3日で、筆者の中学1年から2年にかけての事であつた。中学初年級の少年にとつてさへ、この憲法の成立事情のいかがはしさは直感を以て認識できた。当時多く新憲法と呼ばれたそれは、米国軍隊の軍事占領・監視の下に、連合国軍総司令部(GHQ)の指令により、大日本帝国憲法を排除する形で作られ、採択を強制されたものだといふ事実は、子供の眼にもごまかし様(よう)もなく明白に見えてゐたからである。
2012.5.1 産経ニュース抜粋
現行憲法のモヤモヤ感を整理させてくれる記事である。
ぜひ、全文をお読みいただきたい。
以下、要点と思われるところを列挙。
>この憲法の抱へる重大な欠陥、天皇の地位と国民主権について、貴族制度の禁止について、政教分離について等々、「この憲法は国体の破壊を意図してゐる」といふ逆説のおぞましさが次々と眼についてきた。
>その固定観念化した不安の根源は、結局、武力を以ての国際紛争の解決を断念するといふ不戦敗宣言、及び交戦権の否認といふ「主権喪失」状況にあつた。
>我が国の直面する対外関係での諸々の禍の根源は実にこの憲法にある、との認識からだつた。
>日本国の永久的弱体化を目指してこの憲法に仕掛けておいた改正至難といふ毒薬の毒性が今日迄(まで)67年間効き続けた。
>尖閣諸島防衛問題に集約的に表現されてゐる、領土にかかはる国民の主権意識は幸ひにして石原慎太郎氏を先頭に旺盛且つ堅実である。ところが、現憲法はその国民の意識を裏切り、背後から匕首(あいくち)で刺す如き禍々(まがまが)しき条文を持つたまま67年を生き永らへてゐる魔性の法文である。この事実を真剣に考へ、前科者史観の呪縛を断ち切るべき秋(とき)が来てゐる。

