都の尖閣購入計画 国民的議論になることこそが肝要
民主党政権に不安覚え売却決意
尖閣諸島購入構想は昨年9月以降、水面下で石原慎太郎知事と地権者の男性(69)との間で進められてきた。男性は島を誰もが訪れることができる自然公園などとして活用することを希望しているという。両者を仲介した自民党の山東昭子参院議員(69)が明らかにした。
登記簿などによると、男性は埼玉県在住で、昭和45年から不動産賃貸・管理などの会社を経営している。
山東議員によると、男性は平成22年9月の中国漁船衝突事件で、民主党政権の対応に不満や不安を覚えたという。男性は「国を守るために所有し続けてきたが、個人で守っていくのは限界がある」とし、青年会議所の活動を通じて30年来の親交があった山東議員に今後の対応を相談した。
男性は山東議員の紹介で石原知事と面会。昨年9月から数回にわたり3人で会合を持ったという。
当初は国民運動として募金を集める案もあったが、最終的に都が購入する案が浮上。山東議員によると、男性は石原知事の渡米直前に「石原さんにならば(売却してもよい)」などと最終的な意思を固めたという。現地は豊かな漁場が広がり、手つかずの自然が残る。男性は“自然遺産”としての活用や、前所有者の像の島内建立などを希望しているという。
山東議員は「今後、具体的な活用方法など売買に向けた取り決めや、沖縄県や石垣市との調整など、細部を詰めていくことになる」と話している。
2012.4.17 産経ニュース抜粋
東京都の尖閣購入計画。
石原氏もずいぶん思い切った事をやるもんだ。
先ずは、この思い切りに拍手喝采をしておこう。
しかしながら、東京都の予算で尖閣購入という離れ業には多くの反対意見が予想される。
「それをするならば国がするべきだ」
もっともな意見である。
石原氏の言を借りれば「国が何もしないから」代わりにやってやったと言うことである。
そりゃそれでわからないでもないが、「だからと言って都の予算を使うのは筋違いだ」
これもまた正論である。
かように、都の尖閣購入計画実現には多くの反対意見が湧き出て、議論に多くの時間が費やされるだろう。
しかし、それにより領土問題に関心のなかった国民も少しは関心を持つようになる。
そして、中国が何の目的であの小粒ほどの尖閣を略取しようとしているのか。
さらに、中国の主張がいかに世界的常識を逸脱しているか。
となると、竹島はどうなんだ。
北方領土はどうなんだ。
こうして、国民が領土問題について学び、国民的議論になっていけば石原氏の目的のは果たせる事になるのではなかろうか。
腑抜けな国と日本国民に「渇!」を入れるための尖閣購入計画。
石原氏の行動のエッセンスはここにある、と私は考えているのだが。

尖閣諸島購入構想は昨年9月以降、水面下で石原慎太郎知事と地権者の男性(69)との間で進められてきた。男性は島を誰もが訪れることができる自然公園などとして活用することを希望しているという。両者を仲介した自民党の山東昭子参院議員(69)が明らかにした。
登記簿などによると、男性は埼玉県在住で、昭和45年から不動産賃貸・管理などの会社を経営している。
山東議員によると、男性は平成22年9月の中国漁船衝突事件で、民主党政権の対応に不満や不安を覚えたという。男性は「国を守るために所有し続けてきたが、個人で守っていくのは限界がある」とし、青年会議所の活動を通じて30年来の親交があった山東議員に今後の対応を相談した。
男性は山東議員の紹介で石原知事と面会。昨年9月から数回にわたり3人で会合を持ったという。
当初は国民運動として募金を集める案もあったが、最終的に都が購入する案が浮上。山東議員によると、男性は石原知事の渡米直前に「石原さんにならば(売却してもよい)」などと最終的な意思を固めたという。現地は豊かな漁場が広がり、手つかずの自然が残る。男性は“自然遺産”としての活用や、前所有者の像の島内建立などを希望しているという。
山東議員は「今後、具体的な活用方法など売買に向けた取り決めや、沖縄県や石垣市との調整など、細部を詰めていくことになる」と話している。
2012.4.17 産経ニュース抜粋
東京都の尖閣購入計画。
石原氏もずいぶん思い切った事をやるもんだ。
先ずは、この思い切りに拍手喝采をしておこう。
しかしながら、東京都の予算で尖閣購入という離れ業には多くの反対意見が予想される。
「それをするならば国がするべきだ」
もっともな意見である。
石原氏の言を借りれば「国が何もしないから」代わりにやってやったと言うことである。
そりゃそれでわからないでもないが、「だからと言って都の予算を使うのは筋違いだ」
これもまた正論である。
かように、都の尖閣購入計画実現には多くの反対意見が湧き出て、議論に多くの時間が費やされるだろう。
しかし、それにより領土問題に関心のなかった国民も少しは関心を持つようになる。
そして、中国が何の目的であの小粒ほどの尖閣を略取しようとしているのか。
さらに、中国の主張がいかに世界的常識を逸脱しているか。
となると、竹島はどうなんだ。
北方領土はどうなんだ。
こうして、国民が領土問題について学び、国民的議論になっていけば石原氏の目的のは果たせる事になるのではなかろうか。
腑抜けな国と日本国民に「渇!」を入れるための尖閣購入計画。
石原氏の行動のエッセンスはここにある、と私は考えているのだが。

